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●文&撮影:[クリエイターチャンネル] 青木タカオ
わずか1日のみの開催でありながら、来場者数は1万人規模。毎春、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で行われるカスタムショーが「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW(ジョインツカスタムバイクショー)」です。
ジョインツ2024は4月14日(日)に開かれ、今年も大盛況。開場前から長蛇の列ができ、オフィシャルグッズはすぐに完売するという人気ぶりでした。
ハーレーダビッドソンをはじめインディアン、英国ほか欧州車、もちろん日本車も含めて、さまざまなメーカーの新旧カスタムバイクが勢ぞろいし、ジャンルもまた多種多様です。
とくにヴィンテージの世界はじつに奥深く、リペアや再塗装など一切手が加えられていないフルオリジナルのものがあれば、レストアされて新車のようなコンディションになっているものも。
そして興味深いのが、ニューペイントであるにもかかわらず、見た目は当時からのまま、忠実に再現されているという“エイジング塗装”の世界です。
Motor Cycle PANDEMIC(モーターサイクルパンデミック)[千葉県旭市]は、1952年のパンヘッドチョッパーを展示。サビサビで、これもまた雰囲気があってカッコイイなぁ〜と思って近づいてみると、「NEW PAINT on this Vehicle !」のボードが掲げられているではありませんか!?
思わず「そんな馬鹿な!」と、筆者は呟いてしまいました。このサビサビのバイク、どこからどう見ても塗装したばかりには見えません。「ニューペイントって、何かの間違いでは?」と、MCパンデミックの嶋田純也代表に聞いてみたところ、はいっ、ナットクしました。
これぞ“エイジングの極み”であり、見た目だけでなく触った感覚もオーナーは楽しめるよう、ヒビややれ具合も再現しているとのこと。70年以上も前の貴重なビンテージハーレーですが、嶋田さんは「ぜひ触ってください」と、来場者に触感も体験してもらっていました。
いかがでしょうか、「ジョインツ2024」には、このような知られざる奥深きカスタム&ビンテージの世界が広がっていました。
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