中日・カリステに痛恨ハプニング 好走塁が一転タッチアウト ぬかるんだグラウンドでまさかのオーバーラン 立浪監督苦笑いのリクエストも実らず

 4回、中田の中飛で一走・カリステ(右)は二塁を狙うもオーバーランしタッチアウトになる(野手・木浪)=撮影・山口登

 「阪神-中日」(21日、甲子園球場)

 中日のカリステが痛恨のオーバーランでタッチアウトになった。

 四回無死一塁から中田翔が中堅へ特大の飛球を打ち上げた。近本がキャッチした瞬間、一塁走者のカリステがタッチアップ。二塁へ滑り込んだまではよかったが、ぬかるんだグラウンドによりスベりすぎてのオーバーラン。懸命に二塁ベースへ手を伸ばすもタッチアウトとなった。

 助っ人はベンチにリクエストを要求。立浪監督は苦笑いを浮かべながらベンチを飛び出し、要請したが判定は覆らず。2死走者無しで攻撃再開となった。

 この日は午前中から断続的に雨が降り注ぎ、試合開始が定刻より53分遅れた。阪神園芸のスタッフが懸命の整備でプレーボールまで持っていき、試合中にもグラウンドに新たな土が入れられるなど、必死の作業と同時に試合が進行していた。

 カリステは初回の第1打席で安打を放った際も一塁ベースを回った際に足を滑らせていた。両軍選手にとって難しいコンディションとなった中、0-0で試合は続いている。

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