学びの継続支える善意を あしなが学生募金、盛岡でも呼びかけ

あしなが奨学生の呼びかけに応え、寄付する通行人=20日、盛岡市菜園

 病気や災害で親を亡くした遺児や、親に障害がある家庭の子どもを支える第107回あしなが学生募金は20日、全国各地で始まった。資金不足であしなが奨学金を受けられない高校生が増える中、盛岡市内でも善意を募っている。

 同市菜園のカワトク前では、奨学生や高校生ボランティア約10人が参加し「奨学金の必要性が今、高まっています。理解と協力をお願いします」と呼びかけた。通行人は「応援してるよ」「頑張って」などと励まし、寄付した。

 募金は21日もカワトク前とクロステラス盛岡前、27、28の両日はカワトク前で実施する。ボランティアで参加する盛岡市立高の小野環さん(2年)は「少しでも同世代の進路実現につながればいい」と願う。

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