「本当に苦しかった」浦和L清家貴子は10戦連続弾にも神妙「ハーフタイムに温かい声をかけてもらって...」

三菱重工浦和レッズレディースは4月21日、WEリーグ第16節でマイナビ仙台レディースと敵地で対戦。3-0で快勝し、9連勝を飾った一戦で、偉業を成し遂げたのがMF清家貴子だ。

2点リードで迎えた73分、自陣からの浮き球パスを収めた清家は、ドリブルで持ち運び、ボックス内に侵入。思い切りのよい右足シュートをねじ込み、WEリーグ記録を更新する10試合連続ゴールを達成した。

試合後のフラッシュインタビューに応じた清家は、神妙な表情で得点までの過程を振り返った。

「本当に苦しかったです。前半、決定機やPKを外してしまって。本当にみんなに申し訳なかったですし、自分自身、全然動けなくて。とにかく苦しかったんですけど、ハーフタイムにみんなに温かい声をかけてもらって。後半は、このチームのために走ろうと思ってプレーしました」

【動画】Jリーグ記録を超える10試合連続弾!浦和L清家貴子が偉業達成!
自身のゴールについても、手応えとともに仲間への感謝を口にした。

「自分の得意な形でボールを前に運べた。菅澤(優衣香)選手が(ランニングで相手DFを)ファーサイドに引っ張ってくれたので、それを上手く利用してシュートが打てたと思います」

2連覇を狙うチームは、現在首位に立っている。清家は今後に向け、「全部勝って、優勝を目ざしたいです」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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