リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、最近流れの中から得点を奪えておらず批判を浴びているモハメド・サラーについて言及し、「特に心配していない」とコメントを残した。現地メディア『Liverpool Echo』が伝えている。
リヴァプールはここ最近流れの中から得点を奪えておらず、最後の得点は4月5日に行われた、シェフィールド・ユナイテッド戦での90分のコーディ・ガクポの得点までさかのぼる。そしてUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグ、アタランタ戦の前半でGKとの1対1を外してしまった、エースのサラーにも批判が集まっている。
サラーの調子を問われたクロップ監督は「ストライカーはそういうもの」と答え、悲観的な様子はなく以下のように続けた。
「彼はチームで最も経験豊富な選手の1人だ。モー(サラーの愛称)はこれまでチャンスを逃したこともあるし、それも試合の一部だ。(アタランタ戦で)素晴らしいPKを決めたし、次のチャンスは不運だった。彼がチャンスを逃したのは初めてではない。大騒ぎするつもりはないよ」
今シーズンのサラーは負傷があったものの、公式戦38試合で24G13Aを記録し、チームのトップスコアラーで、プレミアリーグの得点ランキングでは4位タイにつけている。クロップ監督はサラー1人を責めるのではなく、チーム全体の問題として捉えており、次のように語った。
「過去にもこういうことはあった。サディオ(マネ)か、ボビー(ロベルト・フィルミーノ)か、サラーの誰かが得点を奪えない時期はあったが、他の選手が代わりに得点していた」
「現時点で、誰も得点を挙げていないのが少し問題だ。モーが負傷から復帰して、数週間いい状態ではないとしても何が問題なのだろうか。彼が今のような時期を経験していなかったら毎シーズン40得点決めているはずだ」
「試合に勝てばそれほど大きな問題にはならないが、我々がそうできなかった。通常このようなことは、皆で分かち合うものだが、選手全員がチャンスを逃した。それが結果に影響を及ぼしている」