山本由伸の不安定さにロバーツ監督「今は答えが分からない」と困惑 米メディアも厳しい論調

立ち上がりの不安定さが課題の山本由伸

ドジャース・山本由伸投手(25)がまだ本来の姿を取り戻せないでいる。今季5度目の登板となった19日のメッツ戦(日本時間20日)は6回を7安打4失点。リリーフが追いつかれてチームは逆転負けを喫している。

国内〝無双〟の呼び声をほしいままにした山本だが、ここまで1勝1敗、防御率4・50。開幕戦(3月21日)から序盤に失点するケースが目立ち、被本塁打は3本と昨季の2本をすでに上回ってしまった。度重なる不安定な内容にロバーツ監督はMLB公式サイトに対して「なぜ最初の数イニングだけ(不安定)なのか。なぜ球数が増えて、試合が進むにつれて彼が落ち着くのか分からない。掘り下げていきます。今は答えが分からない」とこぼしている。

米メディアも徐々に論調を強めてきており「メジャー契約後の大きな期待にもかかわらず、まだ足場を見つけているところだ。オフスピードの球を改善する必要がある」(BVMスポーツ)、「これまでのハイビバレッジの経験にもかかわらず、まだ打者を攻撃する方法を見つけようとしているのは、彼がMLBルーキーであるという事実を浮き彫りにしている」(ドジャーウェイ)。

また韓国メディアはさらに辛辣で「契約金を考えれば満足するのは難しい投球だ。ドジャースは日本で週1回登板した山本に配慮して間隔を開けているにもかかわらず、クオリティースタートは一度だけで自責点も満足できない。3億2500万ドルの選手に6回4失点を期待する人はいない」(SPOTV)、「契約金を見るならばすぐに先発の役割を果たさなければならない」(OSEN)、「契約金に似合わない。力不足」(スポーツ京郷)などと並べている。酷評は百も承知だろうだが、一日も早くチームの信頼を勝ち取りたい。

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