ゼルビア、「コドマチ」に賛同 市と連携協定 町田市

5月5日(日)に施行となる「町田市子どもにやさしいまち条例」(コドマチ条例)の理念に賛同し、安心して子育てができる街づくりを目指す取り組みが市内で広がり始めている。

先月には、市と地元のJリーグクラブ「FC町田ゼルビア」を運営する株式会社ゼルビアが子ども・子育て支援に係る連携協定を結び、締結式が先ごろ、市役所で開かれた=写真。

市は2022年度から、ホームの町田GIONスタジアムで発達障害などの子どもとその家族が安心してサッカー観戦できる環境整備を進めていたゼルビアと「障害の有無に関わらず、子どもたちにさまざまな経験の場を提供したい」という思いで一致。今回の協定締結に至ったとしている。

「連携したい」

式のなか登壇した石阪丈一市長は「子どもたちのために何かできないかというゼルビアと我々の思いが一致し改めて協定という形となった」と話し、同社の上田武蔵・代表取締役COOは「次世代を担う子どもたちの育成と夢の創造に貢献するというクラブの理念のもと、市と連携した活動を行っていきたい」と意気込みを語った。

協定には子育て家庭の支援や子どもの学びの充実などに関する連携項目が盛り込まれ、条例が施行となる5月5日にはコドマチ条例イベントの周知にゼルビアが協力することなどが予定されている。

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