写真×華道 同級生2人がコラボ展 26日から28日ギャラリー街路樹で 茅ヶ崎市

松村康史さん(左)と加藤苑凛さん

写真家の松村康史さんと華道家の加藤苑凛(本名・晃子)さん、ともに1972年生まれの2人によるジャンルを超えた展覧会が4月26日(金)から28日(日)まで、ギャラリー街路樹(中海岸2の5の5)で開催される。展示時間は午前11時(初日は午後1時)から午後6時まで。入場無料。

松村さんは大阪芸術大学写真学科を卒業後、写真作家として活動。廃止予定のローカル線や浜降祭、東日本大震災の被災地などをテーマに個展を開催してきた。

一方の加藤さんは8年前、「日本古流いけばな」の教室に通い始めた。2021年には藤沢市展で大賞を受賞するなど、新進の華道家として活躍している。

2人は西浜小学校、西浜中学校の同級生。加藤さんは「彼とは散歩中や駅でばったり出会ったり、卒業後もずっと交流が続いていた」という。

昨年、松村さんが桜をテーマに開催した個展の会場を加藤さんが訪問。華道について「生けた瞬間から花は枯れていく。命の終わりに、限られた花で一つの世界を作れることが魅力」と話す加藤さんに「写真も対象を丁寧に観察し、シャッターを切る。一瞬を切り取るという意味で共通するものを感じた」と松村さん。「お互いチャレンジすることも大好き。ぜひやろうと」コラボ展の企画がスタートした。

展覧会の会場には松村さんの写真を15点ほど、加藤さんの作品5〜6点を展示予定。2人は「今を生きる私たちが心震えた瞬間をぜひ感じてもらえたら」と話している。(問)同ギャラリー【電話】0467・58・1231

松村さんの作品(上)と加藤さんの作品

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