ロッテ 元阪神の二保が2年8カ月ぶり1軍登板 三者凡退に抑え「努力してきてよかった」

 8回、投球する二保(撮影・中島達哉)

 「日本ハム5-0ロッテ」(21日、エスコンフィールド)

 ロッテの二保旭投手が、阪神時代の2021年8月21日・中日戦以来2年8カ月ぶりに1軍登板。0-5の八回から4番手として登板し、三者凡退に抑えた。「阪神で最後ずっと投げられなかった。ここ2~3年もどかしい気持ちでずっと野球をやっていたのもあったので、それが報われた。努力してきて良かった」と振り返った。

 クリーンナップを完璧に抑えた。カットボール、ツーシームなどを交えた配球で、まずは万波を二ゴロ。この日の第2打席でソロを放ったマルティネスにはフルカウントまで粘られながらもカットボールで空振り三振に斬った。最後は加藤豪を遊ゴロに仕留め「コースだけは間違えないように投げた。なんとかいい流れで(最終回に)持っていけたらなっていうので、仕事はできた。思い通りには投げられたので、ずっと続けていけたら」と手応えを得た。

 吉井監督は「2軍で投げている時はまだまっすぐが弱いと思ってたんですけど、今日は私が知っているホークス時代の二保のまっすぐの強さを投げていたので良かった」と話した。

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