23日(火)~25日(木) 広範囲で雨風強まり荒天のおそれ 地震の揺れが大きかった四国は土砂災害に注意

23日(火)~25日(木)は低気圧や前線の影響で、全国的に天気が崩れる。雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれも。先日の地震で揺れが大きかった四国では、土砂災害に注意が必要だ

西から下り坂 激しい雨も

本州の南海上に前線が停滞している。23日(火)になると、前線上に発生する低気圧が西日本に近付き、その後は東へ進む予想。このため、本州にはさらに湿った空気が流れ込む。

 24日(火)は西から雨雲が広がり、西日本を中心に広く雨となる。25日(水)は東日本にまとまった雨雲がかかり、西日本も所々で雨が残りそうだ。26日(木)は北日本を中心に雨となる予想。

 各地とも本降りの雨となり、特に西日本と東日本の太平洋側では局地的に激しい降り方に。沿岸部では風も強まるため、横殴りの雨となりそうだ。低気圧の動き次第で、雨の降る時間や地域などの予報が変わりやすいため、こまめに気象情報を確認したい。

愛媛と高知 土砂災害に注意

愛媛県と高知県は、先日の地震の影響で地盤が緩んでいる。四国では23日(火)の午後を中心に雨雲がかかりやすく、激しく降るおそれも。少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあるため、崖や急な斜面には近づかないなど、注意が必要だ。

(気象予報士・小林雅美)

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