ソフトバンク倉野信次投手コーチ「勝てるピッチングをしていない」 3戦未勝利のスチュワートに苦言 投球面以外の課題も露呈

5回2死一、三塁、オリックス・頓宮に右前適時打を打たれ、汗を拭うスチュワート(撮影・穴井友梨)

◆ソフトバンク1―3オリックス(21日、ペイペイドーム)

ソフトバンクのスチュワートが5回5安打2失点で今季初黒星を喫した。毎回の5四死球と制球が安定しなかった。

3回、西野に適時二塁打を打たれて先制されると、同点に追いついた直後の5回にも2死一、三塁で頓宮に右前に運ばれ、再び勝ち越しを許した。

倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)は「毎回、四死球を出していたので、ちょっと今日はいつも以上に不安定だったと思います」と話した。

今季3度の先発で勝ち星なし。この試合ではカバーリングを怠るなど投球面以外でも課題を露呈した。倉野コーチは「正直この3試合、勝てるピッチングをしていない。本当に勝っていくために投げるだけじゃなく、考え方もそう、投げる以外のプレーもそう。そういうところももっともっと成長していかないといけない。こういうことを続けていると、信頼関係の意味でも厳しくなる。ファームからチームとしても言い続けているので」と苦言を呈した。

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