八幡市の歴史彩る文化人 松花堂昭乗の茶室 特別公開 京都府

八幡市の歴史を彩る文化人・松花堂昭乗の茶室が、現在、期間限定で公開されています。茶室のあるおよそ2万㎡の松花堂庭園に入ってすぐ出迎えるのは藤棚のフジです。満開間近で優雅に花びらを開花させながら初夏の風情を演出しています。フジの見頃は4月下旬まで続くということです。その庭園の奥には松花堂昭乗が結んだ茶室・草庵「松花堂」があります。竹網代張の天井には、土佐光武による鳳凰が描かれています。昭乗は、石清水八幡宮に所属した江戸時代の僧侶で、「寛永の三筆」の一人に数えられ、大名や文化人と茶の湯を楽しみました。草庵「松花堂」の特別公開は、6月9日まで行われます。

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