【阪神】佐藤輝明 千金3ランで首位奪取「入るとは思わなかったですけど…」

阪神・佐藤輝明

阪神は21日の中日戦(甲子園)に3―0で7回降雨コールド勝ち。試合を決めたのは、若き主砲・佐藤輝明内野手(25)だ。

冷たい雨が降り注ぐ続く中、0―0で迎えた6回二死一、二塁で迎えた第3打席。竜先発・松葉にフルカウントまで追い込まれ「前に飛ばしてなんとか点を取ろうという意識でいきました」という背番号8は、8球目の125キロスライダーを右翼スタンドへ叩き込んだ。

雨にうたれながらもエールを送り続けた虎党に最高の1発をプレゼントし、ゆっくりとダイヤモンドを一周。チームメートからも祝福を受け「ちょっと弾道が低かったので。入るとは思わなかったですけど、ギリギリ入ってよかったです」と笑顔で3号3ランを振り返った。

この日はグラウンドがぬかるむ中で、先発・才木が無失点投球を続けていたこともあり「ほんとに危なげない、素晴らしいピッチングをしていたので。援護することができてよかったです」と語った。

岡田彰布監督(66)も、「いつやめてもいいようなグラウンド状態だったし。3ランで3点はやっぱり大きかったですね」と称賛。チームは引き分けを挟んで6連勝とし、今季初の首位に立った。

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