体調を崩した飼い主を、猫が「生存確認」 その後の優しすぎる展開に心が温まる

全体重をかける…これもまた飼い主への愛!

体調不良の飼い主さんを気遣う猫ちゃん。優しさに満ちた行動が、X(旧Twitter)で注目を集めています。

投稿したのは、Xユーザーの「@ymnc_rf」さん。

当ポストには2024年4月9日時点で4300件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

体調不良で横になっていたら、猫ちゃんが…

「体調を崩して横になっていると全体重をかけて生存確認をし、生存が確認できたらお布団に潜りこんでしがみついてきた 愛 早くなおす……」そんなコメントとともに投稿されたのは、2枚の写真でした。

注目を浴びているのは、猫の男の子「ヤマネコ」くんです。1枚目には、飼い主さんの上に乗り「生存確認」をする姿が収められていました。

普段から甘えん坊で、飼い主さんのことが大好きなヤマネコくん。佇む表情からは心配そうなようすが伝わってきますね。その後もヤマネコくんは、飼い主さんを気遣ってくれたようで……?

布団の中でしがみつく姿が愛おしい

布団に潜りこんでしがみついてきたヤマネコくん。

ヤマネコくんは飼い主さんの布団に潜り込み、しがみついてきたといいます。ちょこんと手を出して、飼い主さんのほうに優しく添えているのがわかりますね……!

飼い主さんに対する「深い愛」が伝わる行動に、自然と心が温まる瞬間です。

飼い主さんに対する「深い愛」が伝わる行動には心が温まります。

そんな光景に癒された人は多いようで、ポストには「優しい…」「愛されてる」「飼い主さんを守ろうとしてる…相ですね」「お大事になさってください」など、たくさんのコメントが寄せられました。

体調を崩して横になっていると全体重をかけて生存確認をし、生存が確認できたらお布団に潜りこんでしがみついてきた😭愛
早くなおす…… pic.twitter.com/bMJiDaRwn4

— ヤマネコ (@ymnc_rf) April 8, 2024

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。

「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

何をするにも飼い主さんについて行くほどの甘えぶり

さて、投稿者さんに、ヤマネコくんについて詳しいお話をうかがいました。

――ヤマネコくんのお名前の由来を教えてください。

見た目がヤマネコのような印象だったためです。

――普段はどのような子ですか?

ビビリで甘えん坊な性格です。ちょっとでも知らない音や声がすると、ビクビクして隠れる子です。

でも、普段は何をするにも飼い主に付きまとうほどの甘えっぷりです。

――自慢のポイントは何ですか?

元々白目が見えやすい目の動きをする子だったようで、その影響で表情がゆたかに見えるところです。

まろ眉に見える極太眉毛も、お気に入りのポイントです!

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。

参考資料

  • @ymnc_rf
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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