【阪神】才木浩人が7回無失点の好投で今季2勝目 降雨コールドには「ラッキーといったらあれですが…」

阪神・才木浩人

大雨が降り続く中、右腕が奮闘した。阪神・才木浩人投手(25)が、21日の中日戦(甲子園)に先発。7回97球を投げて3安打無失点の快投で、今季2勝目を挙げた。

この日は悪天候のため試合開始が53分遅れ、マウンドがぬかるむ中での登板となったが、落ち着いた投球でテンポよくアウトを重ねた。「力入れて投げると足が滑ってたので。力を抜いてゾーンの中に、カウント取りにいくような感じで投げられました。梅野さんがカーブとかスライダーをうまく使いながらやってくれたおかげで7回まで0を重ねられたと思います」。

3回には先頭の山本に四球を許し、続く松葉の犠打で一死二塁とされたが後続を断った。得点圏に走者を背負ったのはこの回のみ。6回には佐藤輝明内野手(25)の3号3ランが飛び出し、3―0となった後、7回降雨コールド勝ちとなった。「ラッキーといったらあれですが、こんな状況だったので。最低でも5回まではしっかりいこうかなと思ってました」とし、同学年コンビの投打での活躍については「ああやって打ってくれて、自分はしっかり0を重ねられたっていうのはすごいうれしいです」と白い歯をのぞかせた。

岡田彰布監督(66)も、悪天候の中での好投に「マウンドが悪いんで、コントロールとかいろんな面であれですけど。今日は才木が1番やりたかったみたいでね。それに値するピッチングしてくれました」と目を細めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社