【スターダム】ハイスピード王者・鹿島沙希 上谷沙弥、飯田沙耶、フキゲンの〝包囲網〟歓迎

(左から)飯田沙耶、上谷沙弥、フキゲンです★の挑戦を受諾したハイスピード王者・鹿島沙希(©STARDOM)

女子プロレス「スターダム」のハイスピード王者・鹿島沙希(30)が、自身への〝包囲網〟を歓迎した。

21日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会では飯田沙耶、新人の梨杏と3WAYで対戦。この日もレフェリーに徹した鹿島は、新人に見せ場を譲り、先輩として度量の大きさを見せつけた。

その後も、リングサイドから梨杏を応援しアシストしていたが、飯田の攻めで大の字になっていた新人を一瞬の隙を突きフォール。だが、飯田に阻止され決めきれずにいると、最後はそのまま鹿島自身が飯田に飯田橋で丸め込まれ、3カウントを献上した。

試合後、マイクを持った飯田から「覚えてるか? シンデレラ・トーナメントであっしは鹿島沙希から飯田橋で2回も3カウントを取ってる。ということは、その鹿島沙希が持っているハイスピードのベルト、挑戦してもいいんじゃないの?」とアピールされた。

これまで「強い人と防衛戦をやらない」という方針を掲げ、同王座を腰に巻いてきた鹿島は「あんたバカ? 沙希から2回勝ってる人とやるわけじゃないじゃん」と拒否。「梨杏ちゃんどうかな?」と新人に対戦を要求するも、疲労困ぱいの梨杏は返事をする気力もない。

すると前日に挑戦表明していた上谷沙弥、さらには極悪ユニット「大江戸隊」のフキゲンです★がリングに乱入。3人からラブコールを受けた王者は「挑戦したいの?」と困惑した表情を浮かべたつつも「待って、4WAYならいいよ! 4WAYならぜひやりましょう! 絶対4WAY」と受諾。岡田太郎社長も承諾し、27日横浜BUNTAI大会での4WAY王座戦が決定的になった。

バックステージでも「シングルだったら無理なんだけど。4WAYなら飯田とフキゲンと上谷が勝手に戦って盛り上げてくれて、最後は…。オッケー、オッケー」と既に作戦は決まっている様子。王座の行方に注目が集まる。

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