神戸まつりに15万7千人 サンバやマーチングバンド華やか、沿道から声援

雨の中、色鮮やかな衣装で街中をパレードするサンバチーム=21日午後、神戸市中央区三宮町3(撮影・風斗雅博)

 「第51回神戸まつり」(神戸市民祭協会主催)は21日、神戸市中央区の三宮周辺でメインフェスティバルが開かれた。出演者は降り続く雨に負けじと軽快な音楽やダンスで沿道を盛り上げ、声援が送られた。

 オープニングは神戸市出身の和太鼓奏者で、能登半島地震で被災した石川県の金沢百万石まつりにも出演する木村優一さん(47)らが登場。息の合った力強い音を響かせ、「神戸から能登へ鎮魂と復興の願いを届けられた」と話した。

 フラワーロードでは、正午ごろから色とりどりの衣装に身を包んだサンバチームやマーチングバンドなど、59団体の約4800人が行進した。同協会によると、東遊園地やメリケンパークなども含め、約15万7千人が訪れた。(名倉あかり)

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