オリ宮城が今季初の完投…加藤貴、5度目の完封で日本ハム4連勝 21日パ・リーグ結果

完投勝利を挙げたオリックス・宮城大弥【画像:パーソル パ・リーグTV】

楽天は今季初の完封勝利…西垣がプロ初セーブ

パ・リーグは21日、3試合が行われ、日本ハムは5-0でロッテに勝利。楽天は西武に1-0、オリックスは3-1でソフトバンクを下した。

3回まで無安打の日本ハム打線だったが、4回1死から松本剛外野手が安打で出塁すると、万波中正外野手が3号2ラン、アリエル・マルティネス捕手が3号ソロを放ち、3点を先制する。

先発の加藤貴之投手は、走者を背負いながらも要所を締めるピッチング。9回121球9安打1四球5奪三振無失点で自身5度目の完封勝利を挙げ、今季初勝利を手にした。日本ハムは引き分けを挟んで4連勝。20日の北山亘基投手に続き、2試合連続で先発投手が完封勝利をマークした。

敗れたロッテは、先発の種市篤暉投手が3回まで無安打の快投も、4回につかまり、4回72球6安打2四球1奪三振5失点で降板。打線は9安打を放ちながらも無得点に終わった。

オリックスは3回、西野真弘内野手の適時二塁打で1点を先制。4回には先発の宮城大弥投手が近藤健介外野手に4号ソロを被弾するも、直後の5回に頓宮裕真捕手の適時打で勝ち越しに成功した。

さらに、9回には西川龍馬外野手に適時二塁打が生まれ、リードを2点に広げる。宮城は9回のマウンドにも上がり、2死一、三塁のピンチを背負ったものの、最後は近藤を空振り三振に抑えた。9回118球5安打無四球11奪三振1失点の好投で、今季初の完投勝利を挙げた。

敗れたソフトバンクは、先発のカーター・スチュワート・ジュニア投手が5回100球5安打5四死球5奪三振2失点。打線も散発5安打1得点にとどまった。

楽天は3回、村林一輝内野手の適時打で先制に成功。先発の藤井聖投手はその裏、1死満塁の場面を迎えるも、外崎修汰内野手を併殺に打ち取り無失点で切り抜け、5回77球4安打2四球無失点でマウンドを降りた。

6回以降は、藤平尚真投手、酒居知史投手、宋家豪投手、西垣雅矢投手が1イニングずつを無失点に抑え、1-0で試合終了。楽天は今季初の完封勝利で、今季初のカード勝ち越しを決めた。西垣投手にプロ初セーブが記録されている。

敗れた西武は、高橋光成投手が7回93球4安打2四死球5奪三振1失点の好投。打線は、1番・長谷川信哉外野手が2安打を放ったが、ホームが遠かった。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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