チェルシーレベルではない――レジェンドOB、決定力不足の22歳CFに成長要求!「動きは良いが、違いを生むのは…」

かつてチェルシーでゴールを量産し、監督を務めた経験もあるフランク・ランパード氏が、ニコラス・ジャクソンに成長を促した。英紙『Metro』が伝えている。

現地時間4月20日に開催されたFAカップの準決勝で、プレミアリーグで9位に甘んじるチェルシーは、マンチェスター・シティと聖地ウェンブリーで対戦。0-1で接戦を落とし、今シーズンの無冠が確定した。

CFで先発したジャクソンは、再三ビッグチャンスを迎えながら、いずれもモノにできず。SNS上には「あいつを放出しろ」「ジャクソンを許さない」といった厳しい言葉が並ぶなか、ランパード氏は英公共放送『BBC』の番組内で不発の後輩に言及。「良い動きをたくさんしていたし、まだ若い」と前置きしつつ、名門の9番としての物足りなさを訴えた。

【動画】頼むよジャクソン…決定力を欠いたチェルシーCF
「今日我々が見た彼のプレーは、カイル・ウォーカーと競り合うようなものだったし、ペースもあった。とはいえ、このような最高レベルの試合での技術的なディテール、もう1タッチ、最高レベルの判断が違いを生むものだ。若い選手として、チェルシーのストライカーになるには、それが必要なレベルなんだ」

また、プレミアリーグ歴代最多ゴール記録を持つアラン・シアラー氏は、「彼には素晴らしいチャンスが三度あったし、二度の(GK)と1対1もあった。あれらは絶対的な決定機だ」と指摘した。

昨夏にビジャレアルから加入した22歳のセネガル代表FWは、1年目からPKなしでリーグ戦二桁ゴールを達成。しかし、決勝行きを懸けたカップ戦での大一番では、非常に悔しい結果に終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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