【フローラS】横山武「2400mでも問題ないと思う」アドマイヤベルがオークスの権利獲得

4月21日、東京競馬場で行われたオークストライアルG2・フローラステークス(芝2000m)は、横山武史騎乗の2番人気、アドマイヤベルが嬉しい重賞初制覇を飾った。このレースの1、2着馬にはオークス(5月19日・東京・G1・芝2400m)への優先出走権が与えられる。

フローラS、勝利ジョッキーコメント
1着 アドマイヤベル
横山武史騎手
「事前に加藤先生ともお話しても、ポジションを取りつつ、何とか前にうまく壁を置けたらという話をしてて、まさしくほんと思った通りの競馬ができましたし、最後までしっかり僕の期待に応えてくれた馬にほんと感謝です。前走はアクシデントで急遽の乗り替わりで乗れなかったので申し訳なかったんですけど、調教の時はすごく人の指示に素直と言いますか、可愛い馬でしたし、能力もあると感じていたので、なんとかこの重賞でも結果をと思ってましたし、勝ち切ることができて良かったです。距離はちょっと2000がギリかなと個人的に思ったんですけど、実際レース乗ってみて折り合い全く問題なかったですし、この感じだったら2400でも全然問題ないんじゃないかなと思います。これから先がある馬ですから、成長に期待したいと思います。いつも競馬を応援していただいてありがとうございます。やっぱりどうしても怪我がつきものの仕事ですから、大変な仕事だと思うんですけど、これからも皆さんの応援が僕ら関係者たちの頑張りに繋がりますので、JRA全体を応援していただけたらなと思います。これからもよろしくお願いいたします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

4月21日、東京競馬場で行われた11R・フローラステークス(G2・3歳オープン・牝・芝2000m)は、横山武史騎乗の2番人気、アドマイヤベル(牝3・美浦・加藤征弘)が快勝した。1馬身差の2着に6番人気のラヴァンダ(牝3・栗東・中村直也)、3着に4番人気のカニキュル(牝3・美浦・菊沢隆徳)が入った。勝ちタイムは1:59.0(良)。

1番人気で津村明秀騎乗、バロネッサ(牝3・美浦・田中博康)は7着、3番人気で石川裕紀人騎乗、クリスマスパレード(牝3・美浦・加藤士津八)は4着敗退。

鮮やかな差し切り勝ち

フローラS・アドマイヤベルと横山武史騎手

横山武史騎乗の2番人気、アドマイヤベルが鮮やかな差し切りを決めて、オークスへの優先出走権を獲得した。道中は5、6番手を折り合いよく進出。向こう正面ではやや出入りのある形にも落ち着いて追走すると、勝負どころでもポジション変わらず直線の攻防へ。手応えよく坂を登り、馬場の三分どころから鋭い差し脚を伸ばすと、ゴール前では1馬身抜け出す完勝。嬉しい重賞初制覇となった。このレースの1、2着馬にはオークスへの優先出走権が与えられる。

アドマイヤベル 4戦2勝
(牝3・美浦・加藤征弘)
父:スワーヴリチャード
母:ベルアリュール2
母父:Numerous
馬主:近藤旬子
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 アドマイヤベル 横山武史
2着 ラヴァンダ 岩田望来
3着 カニキュル 北村宏司
4着 クリスマスパレード 石川裕紀人
5着 トロピカルティー 戸崎圭太
6着 エルフストラック 横山和生
7着 バロネッサ 津村明秀
8着 ニシノコイゴコロ 野中悠太郎
9着 サンセットビュー 三浦皇成
10着 コンテソレーラ 吉田豊
11着 コスモディナー 松岡正海
12着 ユキワリザクラ 鮫島克駿
13着 マルコタージュ 菅原明良
14着 メアヴィア 田辺裕信

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