【光る君へ】玉置玲央が演じる藤原道兼「汚れ仕事は俺の役目だ」で好感度爆上がり

藤原道兼役の玉置玲央

女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」の第16回「華の影」が21日にオンエアされ、俳優の玉置玲央が演じる藤原道兼の株が爆上がりした。

一条天皇に長女の定子を入内させ、自身は関白となった藤原道隆(井浦新)は隆盛を極める。そのころ京の都では疫病が蔓延し、病人が集められた悲田院では、次々と人が亡くなっていっていた。

そんな現状を憂いた藤原道長(柄本佑)は道隆に対して「兄上から帝に御奏上いただき、疫病の対策を陣の定めでお諮りください」と訴えるが「そのつもりはない」と一蹴される。

その帰り道に、もう一人の兄である道兼とすれ違う。道兼から「どうした、そんな顔をして」と聞かれた道長は「関白と話しても無駄なので、自分で悲田院を見て参ろうと思います」と応える。すると、道兼は「やめておけ、都の様子なら俺が見てくる」と道長を諭す。さらに「汚れ仕事は俺の役目だ」と言い、自らが悲田院に行くと告げた。

もともと道兼はまひろ(吉高)の母親を殺害。このことから道兼の父・兼家から疎まれ、花山天皇を出家させる役回りなど、宮中の「汚れ役」を任されてきた。ただ、兄の道隆が出世するも自分は思うような出世ができずに腐っていく…というヒール的な存在だった。

そんな道兼が、自ら疫病の蔓延する悲田院に行くという言葉を発したことに、視聴者は「いままで道兼はムリって感じでしたが、格好良すぎる」「道兼の好感度が急上昇した」と〝道兼株〟は爆上がり。さらに玉置が放送直前にX(旧ツイッター)で「『汚れ仕事』の行く末を見届けていただけたら幸い。よろしくお願いします。」と投稿したことで「カッコよかったです」「道兼様、グッときました」などコメントも殺到した。

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