広島東洋カープの末包昇大が、復調の兆しを見せ始めている。20日のソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)では今季初の長打となる二塁打を放つなど、4打数2安打。「(19日の試合で)結果を出そうと当てにいっていた。初心に帰り、しっかり振って対応できた」と手応えを口にした。
左膝のけがから復帰後、ウエスタン・リーグで13試合に出場。40打数9安打、打率2割2分5厘で本塁打はゼロ。「(凡打の打席も)ストライクゾーンにきた球を打ちにいって反省できている。まだ呼んでもらえる結果ではないけど、(4月中の1軍昇格を)目安としたい」と前を向く。
21日はソフトバンク戦が雨天中止。打撃練習など軽めの調整を終え、広島へ戻った。貴重な大砲候補として期待がかかる。福地寿樹2軍打撃兼走塁コーチは「悪くはないけど、もう1個突き抜けてほしい。(2軍で)良い時間を過ごし、本人がすっきりした状態で送り出したい」と話していた。