元サンフレの服部公太監督率いる広経大、5度目の優勝逃す 天皇杯広島県代表決勝戦 「いつも通りのプレーできなかった」

選手に指示を出す広経大の服部監督

 サッカーの天皇杯全日本選手権の出場権を懸けた全広島選手権決勝大会で広経大が、2015年以来5度目の優勝を逃した。21日、エディオンピースウイング広島での決勝で福山シティに0―4。チームを率いる元J1サンフレッチェ広島の服部公太監督(46)は「完敗です。いつも通りのプレーができなかった」と唇をかんだ。

 昨年1月に就任後、「無失点と、局面を打開できるチームづくり」を徹底。今大会は初戦で前年優勝のSRC広島に対して目指してきたプレーを見せ、1―0で勝利。準決勝では広島文化学園大に3―2で競り勝って7年ぶりに決勝の舞台に導いた。「自信がついたと思う」と収穫を語り、「1対1の(部分の)強度を上げて、当たり前のことを確実にできる集団を目指す」とレベルアップも誓った。

 広島時代には、J1、J2で171試合連続フル出場し、「鉄人」と呼ばれた。この日初めて新スタジアムを訪れ「感動した。連れて来てくれた選手に感謝です」と指導者の顔をのぞかせていた。

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