電停に停車中の路面電車に車両が追突 20代運転士「考え事しており気づいていなかった」 鹿児島市

追突の影響で停車する鹿児島市電=21日午後5時20分ごろ、同市鴨池2丁目の市電郡元電停

 21日午後4時15分ごろ、鹿児島市鴨池2丁目の市電郡元電停で、停車していた鹿児島駅前発谷山行き車両に、神田発郡元行きが追突した。けが人はなかった。

 市交通局によると、追突した車両は郡元電停で全乗客を降ろし、折り返す途中だった。20代男性運転士は「考え事をしており、先行車両に気づいていなかった」と話している。追突された車両は30代男性が運転し、乗客は約35人いた。

 同局は騎射場-郡元に代替バスを出し、市電は路線を一部変更して運行を続けた。約270人に影響が出た。電車事業課の末吉健治課長は「再発防止に取り組みたい」と話した。

〈追突部分をアップで見る〉停車中の車両(左側)に追突した鹿児島市電=21日午後5時40分ごろ、同市鴨池2丁目の市電郡元電停

© 株式会社南日本新聞社