福岡大大濠がライバル福岡第一に100ー68で圧勝 優勝は3戦全勝の東山【高校バスケ・飯塚カップ】

ゴール前で激しく競り合う福岡大大濠の湧川裕斗(13、写真手前左)と福岡第一の斉藤海斗(15、同右)ら=21日、飯塚市総合体育館(撮影・山崎清文)

男子の高校バスケットボール界をリードする全国の強豪4校による交歓大会「飯塚カップ2024」が20、21日、福岡県飯塚市総合体育館で行われた。開志国際(新潟)、東山(京都)、福岡第一、福岡大大濠が出場し、東山が3戦全勝で優勝を決めた。地元勢対決となった最終戦は福岡大大濠が福岡第一を100ー68の大差で破った。

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福岡大大濠は昨冬の全国高校選手権(ウインターカップ)決勝で福岡第一に敗れたが、3月の全九州高校春季選手権決勝では81ー54で圧勝。今回はそれ以上の得点差を付けてライバルを撃破した。

ゲーム序盤から福岡大大濠は湧川裕斗(3年)のドライブや渡辺伶音(同)のアウトサイトからの攻めなどで次々とポイントを重ねた。堅いディフェンスで相手の速攻を許さず、ゴール下での攻防でも外国人留学生を徹底マークで封じた。片峯聡太監督は「僕らのやりたいバスケットができた部分と、課題や足りない部分の両方で収穫があった。県大会、全国総体に向けてしっかりと準備をしたい」と、好敵手との夏の決戦を見据えた。

Bリーグ2部(B2)のライジングゼファー福岡で特別指定選手としてプレーし、成長著しい渡辺は「選手同士のコミュニケーションを良くしたらプレー全体も良くなるという好循環があった。(福岡第一との)次の試合では40点、50点差で勝てるよう頑張りたい」と強気に語った。(山崎清文)

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