今年で最後の沖縄国際映画祭 2日間で5万5000人動員 大﨑洋氏「最後だと思うと寂しい」

 1万5000人の観客が集まったレッドカーペットを笑顔で歩いた(左から)宮川たま子、桂文枝、西川きよし、大﨑洋実行委員長

 今年で16回目を迎えた「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントが21日、那覇市の国際通りで開催され、吉本興業ホールディングス前会長の大﨑洋氏が、西川きよし、桂文枝らと出席した。

 2009年から始まった同映画祭は今年をもって終了。最終日となったこの日は、レッドカーペットに1万5000人が駆けつけ、映画の他にも、お笑いや音楽のライブなどを含んだイベントとして、2日間で5万5000人を動員し、大盛り上がりとなった。

 笑顔でレッドカーペットを歩いた大﨑氏は「今年で最後だと思うと寂しい」とぽつり。1回目を開催した09年は大﨑氏が吉本興業の社長に就任した年でもあり、「真っ先に決めたのが沖縄国際映画祭の開催だった」と回想。実行委員長として、「沖縄の方々にこの映画祭を引き継いで良いバトンタッチができれば」と語った。

 文枝は「今までも歓迎はされましたけど、今年が一番盛り上がったんじゃないですかね。今回で一段落ということですけど、本当に皆さんに歓迎していただいて、うれしい限りです」とコメント。きよしは「16年、沖縄の皆さんに本当にお世話になりまして、一応ゴールということですけど、僕の中では新しいスタートだと思ってます」と熱弁。また、「16年間“小さなことからコツコツと”頑張ってきて良かったです!」と語った。

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