気になる“熟年離婚”のその後…元夫婦たちの末路 #7「元夫が隠れて…」

熟年離婚を選ぶ人は、人生の区切りで離婚を思い立ったり「その日」を待ち望んで準備を続けていたり、事情は本当に人それぞれです。

問題なのは離婚後の生活で、生活費や住むところ、両親との関係など、結婚していたら直面することのなかった現実が襲ってきます。

熟年離婚したそれから後、元夫婦たちはどんな人生を送っているのか、お伝えします。

「2年前に離婚して、大学生の娘とふたり暮らしをしています。いわゆる熟年離婚と言えるのですが、仮面夫婦状態だった元夫とはすんなり別れることができて、ほっとしました。

長男は県外の会社に就職してひとり暮らしをしており、娘も大学を卒業すれば今いるアパートを出ていく予定です。

私はフルタイムで働いているし、元夫からは大学卒業までと決めた養育費も払われているし、生活に困ることはありません。

問題は、その元夫と娘が頻繁に会っていることです。

面会交流については、離婚するときに子どもたちの意思に任せると元夫と話し合って決めたのですが、私に隠れて連絡を取り合っているようで……。

『友達とご飯に行ってくる』と言いながら、実は元夫と会っていたなんて後で打ち明けてくる娘を見ているとモヤモヤします。

自由にすればいいとは思うけれど、娘の話を聞いていると元夫はどうやら私の私生活について探っているようで、新しい彼氏はいるのかなど尋ねているようです。

離婚したのにそんな話を娘とする元夫にも嫌悪感があるし、『お小遣いをもらえるから』と会いに行って私の話を勝手にする娘にも抵抗があるし、窮屈ですね。

さすがに会うのをやめろとまでは言えないし、放っておくしかないのですが、これだと娘に自分の話をすることはできず、ストレスが溜まります(女性/50代/公務員)

一緒に暮らす子どもが面会交流で元配偶者と会うのは、悪いこととは決していえません。それがわかっていても、自分のプライベートを話題にされるのはやはり気持ちのいいものではないですよね。

「できれば元夫と会っていた話はいっさいしないでほしい」とこちらの女性は話していましたが、それを娘さんに伝えるのもまた勇気がいります。

離婚後も子どもと一緒に暮らす場合は、こんなストレスがあるのも現実です。

(ハピママ*/ 弘田 香)

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