「世界一になりたい」レスリング・曽我部(今治西高出)、いざパリ五輪の舞台へ

日体大の練習場で汗を流す曽我部京太郎(中央)=2023年8月、横浜市の日体大横浜・健志台キャンパス

 前へと出続ける積極姿勢を貫き、五輪にたどり着いた。パリ五輪の出場権を獲得したレスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級の曽我部京太郎(22)=ALSOK、今治西高出。理不尽な敗戦やライバルとの対決を乗り越え、たくましさを増した。

 愛媛県今治市出身。小学3年生から競技を始めた。中学時代は結果を残せなかったが、高校時代に大きく飛躍。卒業後はオリンピアンの松本慎吾監督(46)=宇和島市出身=率いる日体大に進学した。松本監督とのマンツーマン特訓を通じ、「体の軸のぶれが少しずつなくなり、自分の形がどんどん出来上がった」と強調する。

 「競技を始めたときから、世界一になりたい気持ちがあった」。レスリングの県勢として松本監督以来となる五輪の舞台で、金メダルを狙う。

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