【フィリピン】ダブルドラゴン、ニセコホテルで環境認証[観光]

フィリピンの不動産開発大手ダブルドラゴン・コーポレーションは19日、北海道のニセコで建設を進めているホテル「ホテル101—ニセコ」について、「建築環境総合性能評価システム(CASBEE)」の認証取得を目指すと発表した。ニセコの建築物で同認証を取得するのは初となる見通し。

世界的な雪のリゾート地で環境配慮型の施設として投資家らに訴求する。認証取得に向けて、ダブルドラゴン傘下のホテル101グローバル、設計事務所のテクノクルー(札幌市)や建設工事を請け負う岩田地崎建設(同)などと協力する。

建築環境総合性能評価システムでは、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用のほか、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価する。

ホテル101—ニセコは、ニセコの隣町である倶知安町にある。敷地面積は1.17ヘクタールで、2023年8月に着工した。25年の完工を予定している。客室数は482室あり、コンドミニアムとホテルを合わせた「コンドテル」の形式となる。

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