碧南市長選挙 小池友妃子氏が現職を破り初当選

メ~テレ(名古屋テレビ)

任期満了に伴う愛知県の碧南市長選挙が21日行われ、新人の小池友妃子氏が4期16年務めた現職を破り、初当選しました。愛知県で女性の市長は2人目です。 「お母さんたちが幸せになってもらいたい。家族が幸せになってもらいたい。みんなが幸せになってもらいたい。ただそれだけのために政治家になった。市会議員のときも対話を中心としてきたので、まずは皆さんと対話をしながら町を進めていきたい」(初当選した小池友妃子氏)

碧南市長選挙では、無所属・新人で前碧南市議の小池友妃子氏(54)が1万4424票を獲得し初当選。5期目をめざす現職の禰宜田氏が敗れる結果となりました。

二児の母でもある小池氏は、高校の授業料無償化を含めた子育て政策などを訴えてきました。

小池氏は、愛知県で2人目の女性市長となります。

今回の碧南市長選挙では、現職の禰宜田政信氏(72)が直近3回の市長選挙で無投票当選だったことや、禰宜田氏と旧統一教会との関係などが指摘され、現職に新人2人が挑む16年ぶりの選挙戦となりました。

「本来は、(旧統一教会問題が)争点になるのがおかしいなと自分自身で思っている。思想信条とか個人のことなので、本当は政策がどうか、今後の碧南市がどうよくなるかの争点でやるべきだと思う。これは民主主義なので、市民のみなさんが決めたということ。これで禰宜田市政16年間、一応終止符を打つ」(敗れた現職の禰宜田政信氏)

「本当は旧統一教会の幹部なのか、旧統一教会の信者なのか、あるいは旧統一教会とは全く関係がないのか、はっきりされない中で、もう不安は嫌だと、新しい政治をこれから期待をする中で、今回選ばれたのではないか」(初当選した小池友妃子氏)

碧南市の選挙管理委員会によりますと、投票率は57.07%で、2008年に行われた前回の選挙と比べて、11.33ポイント減りました。

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