2024 年4月21日、FC町田ゼルビアがFC東京を2-1で破ったあと、囲み取材に応じた町田のキャプテンである昌子源は、今季限りでの現役引退を表明した長谷部誠について自身の体験談を基に次のように語った。
「常に高水準、波がない。サッカー選手にとって一番難しいことをやっている。ピッチコンディションとか、好きじゃない相手、パワー系かスピード系かで変わってくるし、ホームかアウェーでも全然違うなかで、ずっと安定している、これは凄いと思います」
怪我が付き物のサッカー選手において、その安定感は異次元と言えるのだろう。昌子は言葉を継ぐ。
「怪我をして痛いとか関係なしに、あのプレーを40歳まで続けられた。本人はフィジカル的なことを言っていましたが、それを感じさせない凄さがあります」
長谷部のように自分もなりたいと、昌子は「そこを目指したい」とも言っていた。
「長谷部さんらと一緒にプレーした経験がある選手ならそう思うはずです」
偉大な先輩の背中を追って、昌子はさらなる進化を誓う。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)