刃物の不審者が暴れたら…湘南モノレール、車両やホーム使った初の訓練、連携を確認

刃物を持った不審者への対応を想定した訓練=17日午後、湘南モノレール大船駅

 刃物を持った不審者に対応する訓練が、鎌倉市大船の湘南モノレール大船駅ホームで行われた。神奈川県警大船署と鉄道警察隊の警察官や駅員ら約40人が参加し、連携方法を確認した。

 17日に行われた訓練は、大船駅に向かって走行中の車内で不審者が刃物を振り回して暴れていると想定。車掌が運転指令と大船駅に無線で連絡し、運転指令が110番通報した。車両が駅に到着すると同時に駅員が乗客を非常口に誘導し、刺股を使って男を制圧、駆け付けた警察官が取り押さえた。

 車両やホームを使用した訓練は初めてで、同社の小川貴司社長は「訓練内容をしっかりと検証し、今後の対応に生かしていきたい」と話していた。

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