悪童・ネリが来日早々、井上尚弥を先制“口撃”! KO宣言が飛び出す挑発にSNSで即反応「そのくらいの意気込みがなきゃね。ワクワクして来た」

早くも”先制口撃”を繰り出した。

4月21日、ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が5月6日に東京ドームで開催される世界スーパーバンタム級4団体統一戦に臨むため来日。同級王者・井上尚弥(大橋)に向けて、挑発ともとれるコメントを残している。

ネリはこの日、家族や陣営とともに羽田空港に降り立った。モンスターとのビッグマッチということで、空港には日本の報道陣だけでなく、海外を含めた多くのジャーナリストやカメラが待ち構えており、”悪童”の一挙手一投足に注目が集まった。

過去、無敵の日本人ボクサーについて「イノウエは過大評価されている」と発言したことの真意を海外記者から問われると、「ナオヤはいいボクサーだと思う。スピード、パワー、才能もある」と敬意を評すが、「彼がパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超えた最強ランキング)で、1位だとは思わない」と発言。世界ウェルター級主要4団体統一王者のテレンス・クロフォード(米国)や現WBA世界ライト級正規王者のガーボンタ・デービス(米国)らの名を挙げて、彼らの方が井上より実力は上だとの見方を示した。

ネリは「私は彼をリスペクトしているが、恐れてはいない。ノックアウトするよ」とのKO宣言が飛び出し、あらためてモンスター退治を約束。井上陣営に宣戦布告した。
悪童の挑発は王者の耳にも届いている。井上はネリの過激な発言を受けると、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。挑発記事を引用しながら、「そのくらいの意気込みがなきゃね。ワクワクして来た、、、」と投稿。闘志をメラメラ燃やし、相手の強気な発言をむしろ歓迎するかのように綴った。

世紀のゴングまで、約2週間。両者の間は早くも、見えない火花を散らしている。

構成●THE DIGEST編集部

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