大相撲の春巡業「ぐんま場所」が21日、群馬県前橋市のALSOKぐんま武道館で行われた。満員御礼の垂れ幕が下りる中、約3000人の観客が迫力ある取組を見守った。実行委員会の主催で、同市での地方巡業は2014年4月以来。
50番あった取組では、力士が激しくぶつかり合う音が響き、同市出身で三段目の錦乃竜や高崎市出身で呼び出しの志朗ら県内関係者が登場すると大きな拍手が送られた。
禁じ手を面白く紹介する「初っ切り」や、床山による大銀杏(おおいちょう)の結い上げ実演などもあった。
東京農大二高生徒やボーイスカウト、ガールスカウトがボランティアで運営を支えた。