5人が目まいや吐き気 清掃中に一酸化炭素中毒か 群馬・伊勢崎市の食肉加工工場

 20日午後0時15分ごろ、群馬県伊勢崎市東上之宮町の食肉加工工場で、同工場から委託を受けた清掃会社の男性社員から「発電機の排ガスで男性5人が目まいと嘔吐(おうと)している」などと119番通報があった。

 伊勢崎署員や消防隊員が駆け付けたところ、工場内にいた清掃会社の29~45歳の男性社員3人と、26歳と38歳の男性派遣社員の計5人が目まいや吐き気などを訴えた。県内の病院に搬送されたが、いずれも軽症。一酸化炭素中毒の疑いで入院したという。

 同署によると、5人は、工場の倉庫通路で、床の油汚れを落とすために温水の高圧洗浄機を使って清掃作業をしていた。ガソリンを燃料とする高圧洗浄機や、灯油を燃料に水を温めるホットボックスから発生した排ガスで一酸化炭素中毒になった可能性もあるとみて、原因を調べている。

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