【佐賀ヴィーナスカップ】アンティキティラ好位から抜け出す…多田羅「雨の馬場は得意」

4月21日、佐賀競馬場で行われた6R・佐賀ヴィーナスカップ(4歳上・牝・ダ1400m)は、多田羅誠也騎乗の3番人気、アンティキティラ(牝5・高知・別府真司)が快勝した。1馬身差の2着に2番人気のクリノメガミエース(牝5・兵庫・石橋満)、3着にアイヤナ(牝4・兵庫・田村彰啓)が入った。勝ちタイムは1:27.4(不良)。

1番人気で山崎雅由騎乗、ミニョン(牝5・高知・田中譲二)は、5着敗退。

レースは、アンクレットハートがハナを取ると、アイメイドイット、アンティキティラなどが先団を形成。大きく隊列が変わることなくレースが進み、3コーナーに入ったところでアンティキティラが一気に先頭に立ち、最終コーナーへ。最後の直線ではクリノメガミエースが猛追を見せたが、高知所属のアンティキティラが押し切り、1分27秒4のタイムで勝利。1馬身差の2着に兵庫所属のクリノメガミエース、さらに2.1/2差の3着に兵庫所属のアイヤナが入線した。

1着 アンティキティラ
多田羅誠也騎手
「この馬にとっては不良馬場っていうのは得意にしてる馬場なので、今日はちょっとラッキーかなと思って乗ってました。佐賀の馬場にもあってると思いますし、ほんとにこういった雨の馬場っていうのは得意だと思います。逃げたら逃げたいと思ってたし、逃げてくれっていう風な指示も出てたんですけど、ちょっと外の馬の行き方見て、1個抑えるような感じで乗りました。
ちょっと内にいるのが分かられてて、3・4コーナーどんどん、どんどん、ちょっと内に閉められていくような形になったので、ちょっと早いかなとは思ったんですけど、もう閉められる前にスッと抜けれましたし、馬の力もあって、すごいスピードを生かして抜けてくれたと思います。(直線)正直全然余裕はなかったですけど、本当に必死に追ってましたし、最後まで馬が踏ん張ってくれたなと思います。今もまだ気難しいところはありますけど、本当に2年前よりさらに成長してますし、これからもまだ活躍できるんじゃないかなと思います。次のグランダムジャパン最終戦もまだ残ってますし、今シーズンはグランダムジャパンも2部戦に分かれてますので、グランダムジャパン秋シーズンも頑張って1位取れるように仕上げていきたいなと思ってますので、ぜひ応援してほしいなと思います。本日は天気の悪い中、たくさんのご声援、ご観戦ありがとうございました。こうして高知から佐賀まで出てきて皆さんに応援してもらえること本当に嬉しく思いますし、その力のおかげで馬も僕も本当に頑張って力出しきれたと思います。また高知競馬と佐賀競馬と応援してもらえたら嬉しいと思います。ありがとうございました」

別府師「佐賀の馬場合ってる」

別府真司調教師
「正直馬の仕上がり的にはもう少しといった感じはありましたが、やっぱり佐賀の馬場が合っていると思います。アンティキティラも高知を代表する牝馬に成長していると思います。これからも活躍を続けてくれると思っていますので、応援どうぞよろしくお願いします」

アンティキティラ 42戦11勝
(牝5・高知・別府真司)
父:シニスターミニスター
母:ネオヴァシュラン
母父:エンパイアメーカー
馬主:志士十二組合
生産者:下河辺牧場

【全着順】
1着 アンティキティラ
2着 クリノメガミエース
3着 アイヤナ
4着 アキュートガール
5着 ミニョン
6着 シウラグランデ
7着 プレストエンジェル
8着 リネンファッション
9着 アイメイドイット
10着 カルフレグランス
11着 アンクレットハート

© 株式会社競馬のおはなし