「5戦5勝。それだけ」衝撃ゴラッソのリバプール右SB、逆転優勝へ覚悟。次戦は激戦必至のダービー「フットボールは窓から消える」

現地時間4月21日に開催されたプレミアリーグ第34節で、遠藤航が所属するリバプールは、フルアムと敵地で対戦。3-1で快勝し、確実に勝点3を積み上げた。今節前まで首位のマンチェスター・シティはFAカップを戦った関係で、1試合未消化の状況で、前日に代わって首位に立ったアーセナルと74ポイントで並んだものの、得失点8差で2位となった。

このフルアム戦で眩い輝きを放ったのが、トレント・アレクサンダー=アーノルドだ。立ち上がりからピンポイントクロスなどで存在感を放っていたなか、32分にFKからカーブをかけた絶妙なシュートでネットを揺らし、鮮やかに先制点を奪ってみせた。

クラブ公式サイトによれば、頼れる右SBは試合後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応。自慢の右足を炸裂させたFKについて、次のように語った。

「僕が使っているテクニックは、それ自体がパワーを生み出すものだから、必要なところに当てるだけでいいんだ。あまり強く打ち過ぎないようにしている。狙ったところに当てて、ゴールキーパーを苦しめる。そういう瞬間のためにできる限りトレーニングするんだ。とにかく練習、練習、練習。それが今日のような日に実を結ぶんだ」

【動画】黄金の右足炸裂!アレクサンダー=アーノルドの華麗なFK弾
残りは5戦。一戦必勝で勝点15の積み上げが求められる。「これからは5戦5勝、それしか期待できないし、それを目ざすしかない」と力を込める生え抜きスターは、次の宿敵エバートンとの戦いに向けては、こう意気込みを示した。

「エキサイティングだよ。ダービーとなると、フットボールは窓から消えて、どっちがより勝ちたいかってことになる。彼らは僕らのタイトル争いや今年のタイトル獲得の可能性に終止符を打ちたいだろうし、僕らも彼らを窮地に追い込みたい。彼らは今日良い結果を残し、我々も良い結果を残した。好調な2チームだから、とてもとても良い試合になると思うよ」

下位に沈むエバートンは、リバプールがフルアムを下す3時間前に、残留を争うノッティンガム・フォレストを2-0で撃破。同様に弾みをつけており、アレクサンダー=アーノルドの言葉通り、今季最後のマージーサイド・ダービーは、非常に好ゲームとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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