違和感察知し詐欺防ぐ みずほ銀行橋本支店に感謝状 相模原市緑区

感謝状を手にする岡本さんと金成署長

特殊詐欺の被害を未然に防いだとして4月19日、みずほ銀行橋本支店の岡本由美子さんに相模原北警察署の金成保廣署長から感謝状が手渡された。

岡本さんは4月3日、インターネットバンキングで振込ができなくなった80代の男性に対応。調べるとロックが掛かった状態だったため、コールセンターを通して解除したが、男性は「ほかの方法で振り込む」「この後、紹介してくれた人に会って相談する」などと話したことから、岡本さんは違和感を感じ上司に相談。男性と会話をする中で投資の話が出てきたため、詐欺の可能性があると警察に連絡した。

実際に男性はインターネットで仮想通貨の投資について検討していたようで、同署では「おそらくフィッシングサイトなどに誘導されてしまったのかもしれない。インターネットバンキングを使って振り込ませる詐欺の手口」と一連の流れを説明する。

同行のお客さまサービス課の斎藤祥子課長は「ロックを解除して終わるところを、お客さまの様子を見ながら違和感に気付いてくれた」と今回の対応に感心すると、岡本さんは「詐欺を防げて良かった」と話した。

金成署長は「甚大な被害につながってしまうところを、お客さま対応中の忙しい中、機転を利かせて特殊詐欺を阻止することができた」と対応に感謝した。

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