わらび座新作「ジャングル大帝」幕開け 観客魅了、11月まで公演

わらび劇場で始まった劇団わらび座の新作ミュージカル「ジャングル大帝レオ」

 劇団わらび座(秋田県仙北市)の新作ミュージカル「ジャングル大帝レオ」(秋田魁新報社共催)が21日、田沢湖卒田のあきた芸術村わらび劇場で始まった。劇場開場50年を記念する作品で、漫画家手塚治虫さんの代表作をミュージカル化。観客約350人が大きな拍手を送った。11月24日まで全109公演を行う。

 「ジャングル大帝レオ」は人間によって育てられた白いライオン・レオの成長を通じ、自然と人間の関わりを描いている。ミュージカルでは、レオたちが幻の石を探す旅の過程や、動物と人間が心を通わす様子を丁寧に表現した。出演者は太鼓の演奏やダンスを交え、壮大なジャングルで生きる野生動物たちを力強く演じた。

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