部活地域移行、中学生ら陸上教室で練習 京都・綾部、市陸協の指導者から学ぶ

陸上教室で100メートル走を体験する参加者(綾部市岡町・綾部高グラウンド)

 公立中学校の部活動を地域のスポーツや文化芸術団体に委ねる「地域移行」の一環で、中学生対象の陸上教室が、京都府綾部市岡町の綾部高グラウンドで始まった。生徒たちが指導者から走り方の基本を学んだ。

 市陸上競技協会がこれまで小学生向けに教室を運営してきた。本年度から地域移行の取り組みで、中学生まで対象を広げて実施する。

 13日の初回は、豊里中と綾部中から計4人が参加した。100メートル走の体験、縄ばしごのような練習器具「ラダー」を使うなどして腕の振り方や足さばきを学んだ。

 陸上部がない豊里中から、1年生2人が参加した。一人は「陸上は個人競技だけど、他の学校の生徒と一緒に練習できて楽しい」と笑顔を見せ、もう一人も「800メートル走で入賞できるように頑張りたい」と意気込んでいた。

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