WordPress 用プラグイン Forminator に複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月18日、WordPress用プラグインForminatorにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社STNetの森山響氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

PuTTY SSH クライアントの ECDSA 署名処理の実装に脆弱性

・CVE-2024-28890
Forminator 1.29.0より前のバージョン

・CVE-2024-31077
Forminator 1.29.3より前のバージョン

・CVE-2024-31857
Forminator 1.15.4より前のバージョン

WPMU DEVが提供するWordPress用プラグインForminatorには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CVE-2024-28890)
→遠隔の第三者によってサーバ上のファイルへのアクセスによる機密情報取得、当該製品を使用しているサイトの改ざんおよびサービス運用妨害(DoS)攻撃が行われる

・SQLインジェクション(CVE-2024-31077)
→当該製品の管理画面にアクセスできるユーザによってデータベースの情報取得や改ざん、およびサービス運用妨害(DoS)攻撃が行われる

・クロスサイトスクリプティング(CVE-2024-31857)
→遠隔の第三者によってユーザ情報などを取得されたり、ユーザのウェブブラウザ上の表示を改ざんされたりする

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。

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