ミャンマーのタイ国境付近で戦闘、住民3000人が避難

[20日 ロイター] - ミャンマーのタイ国境付近で20日に戦闘が発生し、住民約3000人が避難を強いられている。民主派や少数民族武装勢力などの反政府側と国軍が衝突したもようだ。

反政府側が今月11日に主要都市ミャワディの掌握を宣言した後、国軍はミャワディやその他の拠点から組織的な撤退行動に移っている。

この日の戦闘は、そうした国軍に対して反政府側が攻撃を仕掛けたとみられる。タイのテレビ局のX(旧ツイッター)への投稿によると、反政府側はマシンガンを掃射したり、ドローンから爆弾を投下したりした。

ミャンマーの国営テレビは、反政府側がかなりの砲爆撃を行ったが、国軍は空爆で反撃し、反政府側が多大な損害を被って引き揚げたと伝えている。

タイのセター首相は、情勢を注視しており、必要なら人道支援を提供する用意があると発言した。

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