敵軍投手は苛立ちも…大谷翔平が“謝罪” 打席の度に刻印入り球の交換「なんか申し訳ない」

試合後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

大谷の打席の度に刻印入りボールに交換「早く打って普通のリズムにしたいなと」

■ドジャース ー メッツ(日本時間22日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回に8試合ぶりの5号2ランを放った。メジャー通算176本塁打とし、松井秀喜氏を抜いて日本人歴代1位に。試合後の囲み取材では、敵軍投手に謝罪する場面もあった。

12日(同13日)のパドレス戦で松井秀喜氏に並ぶ通算175本塁打を放ってから9日目。大谷と対する敵軍投手は、打席の度に記念球を示す刻印入りのボールに交換。14日(同15日)に対戦したパドレス救援左腕ペラルタは苛立ちを隠そうとしなかった。この日の試合後、大谷は敵軍投手へ頭を下げた。

「なんか申し訳ないなというか。間延びもするので、ピッチャーもそうですし、キャッチャーもそうですし。アンパイヤもわざわざ変えないといけないので、早く打って普通のリズムにしたいなと思っていました」

大谷に限らず、メジャーでは記録がかかった打席で刻印入りのボールを使用する。今季は打者に専念するが、投手やバッテリーの気持ちが分かるからこその発言だった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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