度が過ぎた悪質なコメントや人身攻撃、プライバシー侵害に多くの芸能人たちが果てしなく苦痛を訴えている。
20日、グループ「NCT DREAM」の所属事務所SMエンタテインメント（以下、SM）はメンバーのロンジュンの活動中断を知らせた。これによると、ロンジュンは最近、体調不良と不安症状で病院を訪れ、検査結果十分な安静と休息が必要だという医療陣の所見を受けた。
SMは「当社はアーティストの健康が最優先だと判断し、ロンジュンと慎重な論議の末に治療と回復に集中することに決めた」と伝えた。これによりロンジュンは同日予定されたサイン会からスケジュールに参加せず、5月開催予定の「NCT DREAM」の単独コンサートにも参加しない。またSMは、「当社はロンジュンをはじめに所属アーティストに向けた悪意的な誹謗（ひぼう）、セクハラ、虚偽事実の流布、侮辱および名誉毀損（きそん）など悪質な投稿に対して持続的にチェックし、告訴を進行中」と付け加えた。
これに先立ちロンジュンは、サセン（私生活執拗に追い回すファン）から受け取った悪質なメッセージを公開し、プライバシー侵害および悪質なコメントによる苦痛を吐露したことがある。ロンジュンの個人メッセンジャーを知って接近したこのサセンは、「アイドルたちがとても暮らしやすくなった。カネはカネのままに稼ぎ、外見は外見どおりに持ち、恋愛はまた恋愛のままにして、ライブは×（伏字）のようで、いつも、その前の世代のように毒気もない。ただのんびり。ただ再び携帯電話をなくせ」と毒舌を浴びせた。
これにロンジュンは返事で、「ネズミ××のように隠れてタイピングをせず、言いたいことがあれば、顔を見せて弁護士と一緒に話しなさい。この方に連絡して言いたいことを言え」と怒りを表した。ロンジュンは有料ファンコミュニティプラットフォームにこの対話内容を公開しながら、「アイドルも人。苦労を感じる。このとんでもないスケジュールの中で生きてみたりして判断するのか。見えるものは当然きれいで美しくなければならない」と訴えたりもした。
また「夢を一生懸命追いかけてみると、いつかお金がついてくるようになっている。世の中にお金を稼がない職業もあるのか」とし、「自分の人生をきちんと生きていこう。関係ない人に触らないで、時間を無駄にしないで。その時間があれば、心を鎮めて落ち着く方法から学びなさい。関係ない人に八つ当たりしないで」と厳しい忠告をした。
葬かと思えば最近、歌手BoAはtvNドラマ「私の夫と結婚して」にオ・ユラ約で出演する過程で、唇が不自然だという一部の悪質なコメントに苦しめられた。BoAは追って、ライブ放送で「最近、私の外見に関心のある方々が多いようだ」とし、「オーバーリップは、私が唇を噛む癖があるが、だんだん広がったようだ。多くの方々が唇を心配してくださるが、私の唇は元気だ」と釈明したりもした。
しかし外見関連の悪質なコメントが続くと、BoAは「管理をしなければしないと悪口を言い、すればしたと悪口を言う。君たちの面相はしらないが、人生そんなに時間を無駄遣いするな」とし、「申し訳ないが、私はBoAだ」と厳しく忠告をした。またBoAはチャンネルA「オープンインタビュー」で「公開された人生を生きなければならない芸能人たちが腹いせの対象にならないことを願う」と、世間の視線と悪質なコメントに対する苦衷を所信を持って語ったりもした。
2000年にデビューしたBoAは芸能界で24年活動史ながら、絶え間ない悪質なコメントにさいなまれた。ただ最近、その程度がよりいっそう深刻になると、BoAは結局「もう契約が終われは引退してもいいでしょう？」という発言でこれまでの心の苦労を暗示したりもした。結局、所属事務所のSMが乗り出し、各種オンラインコミュニティと海外に本社を置くソーシャルメディアのプラットフォームまで、BoAに関連する悪質なコメントに対して積極的に対応中だと警告した。
