茨城県常陸大宮市小舟で、色とりどりのシバザクラがパッチワークの図柄のように咲き誇り、見頃を迎えている。
約20年前から、遊休地だった自宅前の畑に内田達也さん(69)、尚子さん(68)夫妻が育て始めた。株分けして徐々に広げ、隣家も加わり、今では約1ヘクタールにピンクや紫の濃淡、白など11色の花々が、風に揺られながら咲いている。
「4日前に色づき始めた。4月いっぱいが見頃」と内田さん。傍らに植えたハナビシソウのオレンジ色とコントラストも楽しめる。
鮮やかな眺めに見物客が増え、展望台や休憩所も設置された。19日は、茨城県の常陸太田市や日立市、栃木県からグループや家族連れが訪れ、カメラに収めたり、散策したりしていた。