台湾が米下院の支援予算可決に謝意、米と具体的な活用を協議へ

Ben Blanchard

[台北 21日 ロイター] - 台湾国防部は21日、米議会下院が同盟国・地域を支援する総額950億ドル余りの緊急予算案を可決したことについて感謝の意を表明するとともに、台湾向け予算の有効な活用方法を今後米国と協議する意向を示した。

支援予算の大半はウクライナとイスラエルが対象だが、台湾にも一部が振り向けられる。

台湾国防部は、予算案可決は米国が台湾を「強固に」支援する姿勢を証明していると高く評価。従来の交流メカニズムを通じて使い道の調整を図り、台湾海峡の安全保障と平和および安定を確保するための即応戦闘能力の強化に努めると付け加えた。

中国は台湾に対して威嚇行動を継続。台湾国防部によると、21日朝までの24時間だけでも中国軍14機が台湾海峡の暗黙の休戦ラインである「中間線」を越えて侵入してきたという。

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