県立森林公園開園 ミズバショウなどは見頃 月末には新緑が萌え始める/岡山・鏡野町

冬期閉園していた県立森林公園(岡山県苫田郡鏡野町羽出、上斎原)が20日、開園した。ミズバショウなど湿原植物はすでに見ごろを迎えており、今月下旬にかけて楽しめるという。

湿原では真っ白な苞(ほう)を広げたミズバショウ、えんじ色のザゼンソウのほか、黄色いリュウキンカも開花。県北の遅い春を楽しもうと、県内外から大勢の愛好家らが訪れ、植物観察や散策を楽しんでいる。月末にはカラマツやブナなどの新緑が萌(も)え始める見込み。

森林公園は標高840~1100メートルに位置し、334ヘクタール。県内では貴重なブナ原生林を温存し、森と湿原、滝、尾根などを巡る遊歩道が整備されている。遊歩道は昨年の台風災害で通行止めになった箇所がある。11月30日まで開園する。

問い合わせは、同公園管理センター(TEL:0868-52-0928)。

えんじ色の苞のザゼンソウ

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