「次世代へ向け政治を」 維新の吉村共同代表 長崎・大村市で演説

井上候補の支持を訴える維新の吉村共同代表=大村市幸町

 日本維新の会共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏は21日、衆院長崎3区補選に出馬した同党新人、井上翔一朗候補(40)の応援で長崎県大村市に入り、有権者に「業界団体から金を受け取らず、次世代を向いた政治をやりたい」と訴えた。
 同市幸町の商業施設前であった街頭演説で吉村氏は「子どもたちに借金を背負わす政治はまともでない」と述べ、「大阪市長や府知事になり、借金を減らし財政を立て直した。だから、いろいろなことができるようになった」と実行力を強調。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について「民間であれば脱税。永田町の感覚は普通でない」と指弾した。
 演説後、大村市内で記者団の取材に応じ、立憲民主党前職の山田勝彦候補(44)について「胸を借りるつもりでぶつかりたい」と話した。

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