IT業界から花屋へ。母の思いを継いで、花の新たな可能性に挑戦!|鳥取県北栄町

こんにちは、うがちゃんです。
鳥取県北栄町のコナン駅(JR由良駅)の
すぐそばにある
着せて?食べて?触れ合える…?
フラワーショップに行ってきました。
“花”の持つ力や可能性にワクワクしてきました。

花工房 あげたけ

由良駅から徒歩2分のところにある
花工房 あげたけ』。
緑に囲まれたおしゃれな外観。

店内に入ってみると…!
ふわ~っとお花のいい香り…♡
白を基調とした店内に華やかな切り花や
プランターで販売されている草木が
並んでいます。
お店の中央には春を感じさせる牡丹桜が。

お花の試着室

あげたけはお花屋さんですが、
店内には「試着室」が用意されています。

試着をするのは人間ではなく「花」。
花瓶を持っているけれど
どんな花を飾ったらいいんだろう…?
実際に活けてみたけれど合わない…?
などの悩みを解決するため、
お花の試着をすることができます。

自宅から花瓶などの花器を持参すると、
スタッフの方が似合うお花を選んでくれます。

今回私は、
2年前に出雲のガラス工房で作った
一輪挿しのまん丸の花瓶を持っていき、
お花の試着させていただきました…♡

すると・・・

季節の牡丹桜を活けていただきました。

見てください!!可愛い!!!
花瓶の良さが引き出されていて
美しい仕上がりに…!
絶妙なバランスで活けられており、
春の余韻を感じます…!

活けてもらった後はおうちに持ち帰り
そのままお部屋に飾ることができます。
私はおうちに帰ってから部屋の中で
お花見を楽しみました。

お花を食べる

店内にはカフェスペースも併設されています。
植物に囲まれながら癒しのひと時。
カフェメニューやスイーツ、カレーなどを
頂くことができます。

苔石大福とローズソーダ

まるで寺のお庭のような見た目の『苔石大福』。
黒米を使ったおはぎのような大福で、
一口いただいてみると
モッチモチ・プチプチ食感で上品な甘さ。
表面には抹茶の粉と季節限定で桜の塩漬け。
程よい塩味が餡子の甘さを引き立てます。

ローズソーダもいただきました。
ドライローズを使った自家製のシロップを
よく混ぜていただきます。ちなみに…
この赤色は薔薇本来の色なんだそうです!
一口いただくと…
((((((薔薇だ!)))))))
口から花に薔薇のいい香りがふわ~~~っと
抜けていきます。さっぱりした甘さと炭酸の
爽快感でこれからの暑くなる時期にピッタリの
一杯。アロマな香りで心も落ち着く。

植物の囲まれる中で…

お花屋さんの中でゆったり過ごすことが
できるのは癒しの時間でした。
取材中も若い女性がゆったりカフェでの
ひと時を楽しまれていました♪

花と触れ合う

あげたけでは予約なしで体験できる
ワークショップを楽しめます。
月ごとに体験内容が変わりますが、
この時は「モビール」づくり体験!

飾りを糸などで吊るすモビール。

ここでは、桜の枝にドライフラワーや葉などを
飾り付けていきます。
どんな組み合わせで付けていこうか…
どの花を使おうか…など考えて
自分と花に向き合う時間に・・・。

完成がコチラ!

題名は「春の標本」。
春の花を使い、色合いも淡く仕上げました♡
どうですか?とてもお気に入りです!

北栄町へUターン

代表取締役・根鈴さん

根鈴啓一さん

代表取締役の根鈴啓一さん。
根鈴さんの母のお店だった花工房あげたけ
を継ぎました。もともと都内でIT系の会社に
勤めてきた根鈴さん。7年前に家族を
説得し、実家のある北栄町にUターン!

なぜ花屋を継ぐことを選んだのか?

根鈴さんがちょうど40歳を迎えたころ…
東京で生活し、目まぐるしく変化していく
IT業界で仕事をしてきましたが
ふと考えたことがあったそう。

幼少期には興味のなかった実家である
“花屋の仕事”。
手があかぎれになりながら仕事をして
育ててきてくれた母の姿や
あげたけに様々な思いや目的をもって
花を買いに来てくれる地元のお客さんなどを
ふと思い出したときに・・・
今やっている、次々と変化していくIT仕事は
他の人にもできる仕事かもしれないけれど、
『花工房あげたけ』の仕事は
自分にしかできないことなのではないか…?
などと考えたことをきっかけにUターンし、
お店を継ぐことを決意しました。

花の可能性を感じてほしい!

根鈴さんの幼少期の写真を見せていただきました

花工房あげたけはもともと地元スーパーの
一角にある花屋でした。
継いだ当時、花には全く興味も知識もなかった
根鈴さんでしたが母から花屋の知識を学びました。

花工房あげたけのスタッフの皆さん

さらに、人々にとって
もっと花を身近な存在にしたいという
思いを持つように…。

「着せる」「食べる」「触れ合う」など
花とのかかわりを通して、
花と過ごす時間を当たり前のものに…、
生活に溶け込むようなものに..、
感じてもらえるような工夫をしているそうです。

取材で感じた花の力。

取材中…

オレンジの花を買いに来られた
妊婦の方がいらっしゃいました。
ちょうど検診でお子さんの性別が判明したそう!
女の子だったそうでイメージに合ったお花を
選び、お部屋に飾り家族に報告を…
ということであげたけに足を運んだそうです♪

また、お母さんと一緒に来店した女の子は
水色の薔薇を一輪購入。
チューリップの花を卒園式にもらったことで
花に興味を持ち、月に一度好きな花を買って、
お部屋に飾っているんだとか…♡

ほかにも開店祝いのお花を
友人と一緒に受け取りに来た方も
いらっしゃいました。

カタチとしての“花”には
目に見えない思いや背景などがぎゅっと
詰まっており、花を通してその思いが伝わる力が
あると知りました。

おわりに

花工房あげたけの取材を通して、
花の持つ可能性や力を感じることができ
ワクワクしました!

根鈴さんは、
今までの常識にとらわれず、
花の楽しみ方を模索していきたい、
とお話ししていました。

ぜひ、花工房あげたけでお花の世界に
浸ってみてはいかがでしょうか?

店舗情報

花工房あげたけ
住所:北栄町由良淑1603
電話:0858-37-2010
定休日:水曜日
営業時間:10:00~18:00
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