「楽しかった」高原直泰にとっての“黄金世代”とは? 小野伸二は特別な存在「一番自分のことを分かってくれている」

元日本代表FWの高原直泰氏が、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「FOOT×BRAIN」で“黄金世代”への思いを語った。

現役時代に高原氏は、Jクラブでは磐田、浦和、清水、東京V、相模原、海外ではボカ・ジュニアーズ、ハンブルク、フランクフルト、水原で活躍。2016年以降は自身が創設した沖縄SVで代表兼監督兼選手を務め、23年まで現役を続けた。

日本代表での実績も豊富で、99年のワールドユース(現・U-20ワールドカップ)では準優勝を経験し、2000年のシドニー五輪や06年のドイツ・ワールドカップにも出場した。

そんな44歳は、1979年生まれで小野伸二、遠藤保仁、稲本潤一、小笠原満男らと同期。“黄金世代”と称され、ハイレベルな仲間たちとの切磋琢磨を、高原氏はこう振り返る。

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「楽しかったなって。楽しいという感覚を持てるというのは、すごく大きい。楽しさがありながらも、どこかで『あいつには負けたくない』みたいな、みんなそういう気持ちを持っていたと思う。そういったものが、自分たちの成長をより促すというか、相乗効果で満足せずに、より上を目ざせるという仲間でもあったので、すごく良かった」

なかでも、同じ静岡県出身の小野との関係は深かったという。

「一番長く、子どもの時から一緒にプレーする機会がたくさんあったので、小野が一番自分のことを分かってくれているし、そういったボールを出してくれる。自分のタイミングではなくて、こっちが欲しいタイミングで本当に素晴らしいボールを出してくれる。だから、あとはこちら側の問題であって、自分がやれるのか、逆に言えば小野が持っている能力を引き出せるのかどうかが、自分の仕事だと思っていた」

79年組のなかでも、“天才”はスペシャルな存在だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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